アウディのコンパクト2ドアクーペ『TT』の改良モデルが、ニュルブルクリンク北コースで高速テストを開始した。突然の雨にも負けず、周回を重ねるごとにヒートアップしていった。
開発車両は、ヘッドライトに現行の物を再装着させているが、テールライトはリフレッシュされ、グリルはメッシュになり、エアダクトは立体感のあるスポーティなデザインが採用されている。またサイドシルやリアバンパーに「Sライン」仕様が装着されており、フェイスリフトのタイミングで標準装備化へとテコ入れされるようだ。
2021年にも登場が予想される次世代型には、「MLB Evo」プラットフォームが採用されると思われるため、この改良モデルは「MQB」プラットフォームベース最後のコンパクトモデルとなる可能性が高い。
パワートレインは、1.8リットルTFSIに代わり2リットルユニットを搭載、最高出力は245psを発揮する他、VWが新開発する48Vマイルドハイブリッドを採用する1.5リットル直列4気筒ターボ「1.5 TSI Evo」の搭載にも注目だ。
室内では、最新バージョンの「バーチャルコックピット」や新たなトリムデザインの採用などが予想される。
ワールドプレミアは、2018年秋以降か。