鈴鹿8耐は、世界の多くのライダーが一度は手にしたいタイトルのひとつと語るほどだが、今年の鈴鹿8耐にはもうひとつの見どころがある。それは今大会が2016-2017 FIM EWC(世界耐久選手権)の最終戦となったことで、ここで世界耐久チャンピオンが決定するのだ。
ポイントリーダーは、開幕戦のボルドール24時間を制したSERT(Suzuki Endurance Racing Team)で、獲得ポイントは132。そして第2戦ルマン24時間、第3戦オーシャズレーベン、第4戦スロバキアリンクと3連勝してSERTを猛烈に追い上げてきたのがGMT94 Yamahaで、獲得ポイントはSERTにわずか1ポイント差の131。レースでは、先にゴールした方がチャンピオン獲得となり、こちらの戦いからも目が離せない状態だ。