【ルマン24時間 2016】GTE-Proクラスは復活のフォードが優勝、Amクラスの澤、山岸も完走

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2016ルマン24時間レース(LM GTE-Pro、LM GTE-Amクラス)
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6月18~19日に開催されたルマン24時間レース。LM GTE-Proクラスは今季復活を果たした「フォードGT」がクラス優勝。1969年以来のルマン勝利を挙げた。

今年はフォード、フェラーリ、アストンマーティン、ポルシェ、コルベットと5メーカーのマシンが参戦。例年以上の激戦に注目を集めた。

大雨からスタートと荒れ模様の展開となった今回の決勝。ナイトセッションに入ったところでポルシェの2台が相次いでリタイア。さらに同クラスでは優勝経験のある名門AFコルセの51号車、71号車も夜明けを迎える前にリタイア。さらに後半にはNo.64「コルベットC7.R」がダンロップコーナーでクラッシュし戦線離脱と、上位候補と目されていたチームが続々と脱落。例年にないサバイバル戦となった。

そんな中、4台体制で臨んだフォードは、序盤から力強く走行。途中にガレージ内で作業するシーンも見られたが、1台もリタイアすることなく終盤を迎えた。

優勝争いは68、69号車のフォードと、82号車リシ・コンペティションの「フェラーリ458GTE」と同一ラップでトップ争いを展開。最後は68号車が1分差で逃げ切り、クラス優勝を果たした。2位には82号車のフェラーリ、3位には69号車のフォードが続き、全クラスの中で唯一、3台が同一周回でゴールという接戦になった。

フォードは、1969年に「GT40 Mk.I」で優勝を飾っており、それ以来47年ぶりの勝利となった。

GTE-AmクラスはNo.62スクーデリア・コルサの「フェラーリ458イタリア」が優勝。同クラスに参戦した澤圭太が乗り込む61号車クリアウォーター・レーシングの458イタリアは4位、山岸大が乗った50号車ラーブル・コンペティションの「コルベットC7-Z06」は8位に入った。

《吉田 知弘》

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