米国IIHS(道路安全保険協会)は5月24日、新型シボレー『カマロ』の衝突安全テストの結果を公表した。最高評価の「トップセーフティピック」を逃している。IIHSの「トップセーフティピック」の認定を受けるためには、前面衝突、側面衝突、追突想定、スモールオーバーラップ衝突、ロールオーバー(車両転覆)の各耐衝撃性能試験の全てで、最高の「GOOD」評価となることが必要。また、前面衝突予防評価で、「ベーシック」を獲得することも求められる。さらに上の「トップセーフティピック+」に指定されるには、トップセーフティピックの耐衝撃性能試験での最高評価とともに、前面衝突予防評価において、3段階評価で2番目の「アドバンスド」、最高評価の「スーペリア」のいずれかが条件になる。今回、IIHSが実施した新型シボレー カマロの衝突テストでは、前面衝突、側面衝突、追突想定、スモールオーバーラップ衝突の4テストで、最高の「GOOD」。ただし、ロールオーバー(車両転覆)試験は、4段階で上から2番目の「ACCEPTABLE」評価だった。また、前面衝突予防評価は、新型カマロに自動ブレーキなどの設定がないため、未評価に。この結果、新型シボレー カマロは、IIHSのトップセーフティピックおよびトップセーフティピック+の認定を逃した。IIHSのエイドリアン・ルンド代表は、「カマロの安全構造は、スモールオーバーラップ衝突テストに耐える設計。カマロのドライバーにとって、朗報だ」とコメントしている。
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