今年も7月末に開催される「2016“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第39回大会」。来年の40回大会からはFIM世界耐久選手権シリーズ(EWC)の最終戦として開催されることが明らかになった。
ユーロスポーツはヨーロッパでスポーツ中継などを主に展開するテレビ局ではあるが、同時にEWCではプロモーターとして活動している。昨年初めて鈴鹿8耐を観戦したというリベイロ氏は、ドラマの連続で最初から最後までレベルの高いレースに感激したという。
1978年から毎年開催されている伝統ある鈴鹿8耐は、これまで数々の世界GPライダーが参戦し、今でも人気の高いレースの一つである。現在はEWCのシリーズ戦の一つとして開催されているが、これを来年からスケジュール変更するとのこと。今回の発表会にも登場したユーロスポーツ・イベントのフランソワ・リベイロ代表はこのように語った。
「昨年、初めて鈴鹿8耐に足を運びましたが、本当に感動し素晴らしいイベントだと感じました。これを機にEWCを考え直したいと思い、シリーズの仕組みを変えて鈴鹿を最終戦にしたいと考えている」とコメント。
7月末という伝統的な鈴鹿8耐のスケジュールはそのままに、真夏の鈴鹿をEWCグランドフィナーレの舞台していく計画とのことだ。
さらにリベイロ氏は「ヨーロッパには24時間レースは2つあるが、世界で一番の耐久レースは鈴鹿8耐だと感じている。この舞台を最終戦にするのが当然だと思っている。どんどんクライマックスに向かう形で世界の耐久レースを闘いながら、最後の舞台“鈴鹿8耐”に向かっていくというシーズンにしたい。日本には最高のマニュファクチャラー、チーム、ライダーが集まってくる。ぜひ彼らに日本だけでなく世界の耐久レースにも出場していただいて、最終的に鈴鹿8耐で王座を競ってもらう。それが僕たちの夢だ」と、伝統の一戦にかける期待と、最終戦にした思いを語った。
今年のレースも白熱しそうだが、来年は2輪での世界耐久王が決まるかもしれない1戦となるだけに、より世界から注目が集まりそうだ。