BMWジャパン「2016年はPHEVと“M”の年に」

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ビー・エム・ダブリュー代表取締役社長のペーター・クロンシュナーブル氏
  • ビー・エム・ダブリュー代表取締役社長のペーター・クロンシュナーブル氏
  • BMW 330e(左)と225xeアクティブツアラー(右)
  • BMW 330e
  • BMW 225xeアクティブツアラー
  • 新型MINI
  • MINI クラブマン
  • BMW 2シリーズ アクティブツアラー
  • BMW i8 ミラーレス

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、BMWとMINIを合わせた2015年の販売台数を約6万7000台と発表。また、BMWモトラッドは約4700台と過去最高を記録したという。

そう話すのは、ビー・エム・ダブリュー代表取締役社長のペーター・クロンシュナーブル氏だ。特にMINIは過去最高の2万台以上を記録。これは、「ディーゼルモデルと 2014年秋に発売したMINI『5ドア』が好評であることとともに、かつてないほどの人気をいまだに保っているMINI『3ドア』に後押しされたものだ」と分析。さらに「新型『クラブマン』の発売によって新しいセグメントが築かれ、より実績が伸びることを期待している」とコメントした。

BMWは4万6200台を記録し、「2008年の金融危機以来一番いい結果だった」とクロンシュナーブル氏。その要因は2015年5月に投入した『2シリーズアクティブツアラー』と『2シリーズグランツアラー』のディーゼルモデルにあるとし、「これらのモデルにより、BMW全体(BMW+MINI)のディーゼルモデルの販売比率を35%まで押し上げた」と述べる。

また、『1シリーズ』と『3シリーズ』が新しいサスペンションのセットアップと、新エンジンが搭載され大幅に刷新したことや、『X1』とフラッグシップの『7シリーズ』がフルモデルチェンジしたことから、「今年は最高のポジションでビジネスをすることができる」と意気込みを語る。

そして、『i8』に続き昨年は2台目のプラグインハイブリッド、『X5プラグインハイブリッド』を発売し、今回『330e』、『225xeアクティブツアラー』とプラグインハイブリッド攻勢を強めており、「プラグインハイブリッド技術を BMWのコアモデルすべてにおいて導入する予定なのだ」とクロンシュナーブル氏。年末には7シリーズのプラグインハイブリッドモデル『740e』が導入予定であるという。

そのほか、「春にはMINI『コンバーチブル』がリリースするほか、クリーンディーゼルも攻勢を強め、新しいBMWのモデルをローンチする」。それ以外に、「BMW Mのファンにとってエキサイティングな年となるだろう」とクロンシュナーブル氏。「オールニューのBMW Mモデルである『M2』。東京モーターショー2015で世界初公開した特別なレーシング仕様である『M4 GTS』が日本に導入される」とした。

最後にクロンシュナーブル氏は、「プラグインハイブリッドは我々のビジネス、我々のサスティナブルモビリティ戦略の次なる柱となるものだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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