日本出版販売(日販)は、住友三井オートサービスを通じて、日本エレクトライク社製三輪EV「エレクトライク」を移動書店として文禄堂荻窪店に導入した。
文禄堂荻窪店は、日販の関連会社あゆみブックスが運営する書店。同店は「人が集まる、人に会いに行く」店をコンセプトに、昨年12月19日にリニューアルオープンした。街の書店が減りつつある昨今、これからの書店は顧客を待つのではなく、こちらから会いに行くことが必要だという考えから、同店では三輪EVにボックス型の本棚を搭載し、“走る本棚"として導入した。
今回導入したモデルでは約400冊の書籍・雑誌を収納でき、平常時は「ひとつの書棚」として店内に設置。さらに野外イベントなどの人の集まる場所へ出張し、本の移動販売を行うこともできる。三輪EV「エレクトライク」に本棚を載せた移動書店としての導入は、今回が日本初となる。