【トヨタ シエンタ ペット旅行記】人と犬に合わせて手軽にシートアレンジ、燃費・安全機能も充実

試乗記 国産車
ラブラドールのマリア、ジャックラッセルのララと、トヨタ シエンタで1泊ドライブ旅行へ出掛けた
  • ラブラドールのマリア、ジャックラッセルのララと、トヨタ シエンタで1泊ドライブ旅行へ出掛けた
  • 2列名シートは簡単に跳ね上げ可能
  • 3列目シートに座る、ジャックラッセルのララ
  • シート部分だけでなくドアサイドまで覆ってくれる「ペットシートカバー」
  • 折り畳み式で丸洗い可能な「ペットキャリーMサイズ」
  • ラゲッジ側の開口部地上高は実測490mm
  • スライドドア側の開口幅は665mm
  • 低床で犬にも人にも優しいシエンタ
プチバン、コンパクトミニバンとしてドッグフレンドリーな新型『シエンタ』。そのボディサイズは、全長4235×全幅1695×全高1480mm(FF)。ガソリン車とハイブリッド車をラインアップする。

今回はガソリン車をセレクト。クルマとドライブが大好きな“旅するラブラドール”のマリアと、妹分のジャックラッセルのララと共に、千葉県にある小谷流の里 ドギーズアイランドで過ごす秋のドライブ旅行へ出掛けた。


◆手軽にシートアレンジ可能、人も犬もくつろげる広さ

それにしても、シエンタの室内環境、シートアレンジ性は充実している。2列目席は2/3人掛けが用意されているけれど、2人掛けの6人乗りタイプでもベンチタイプ(中央のトレイ&カップホルダーの有り無しだけ)なのが肝。6人乗りでもマットを敷けば座面の凸凹なしで犬がくつろげる。犬の乗車場所も多彩だ。6/7人乗りを問わない2列目席、3列目席(中小型犬)、3列目席を2列目席下に斜めダイブイン格納し拡大したフラットな荷室フロア部分(幅1100~1260mm、奥行き960mm)…だけではない。

実は、2列目席を片側または両側タンブル格納したゆとりの2列目席足元フロア(幅1420mm、奥行き510~700mm)もマットを敷くことで中大型犬を乗せられるほぼフラットスペースになるのだ。その状態で3列目席に人間が座れば、ひざ回りスペースは580mm前後と足元はまるでリムジンのように広々。

さらに2列目席の片側だけタンブル格納すれば、犬は飼い主の真横のフロアに座れ(最大5名乗車が可能)、あるいは3列目席片側だけ格納しラゲッジを縦方向に拡大した場合もそれは同じで(フロア幅450mm、最大6名の乗車が可能)、人と犬、荷物の数、量によって多種多彩にアレンジできるのがシエンタの賢さ、魅力でもある。


◆都心から1時間で、存分に味わえる非日常

さて、千葉県にある小谷流の里 ドギーズアイランドに到着し、チェックインを済ませ、犬たちをドッグランで遊ばせたあとは、再びメインビルディングにあるフロアの広さにも圧倒させられる犬のセレクトショップへ。そこにはリードや首輪をはじめ、ドッグカートやデザインがかわいい食器類、おもちゃ、バッグ類からフードまでさまざまなハイセンスなアイテムが並んでいる。

そこでふと目に入ったのが、トリミングサロン(犬の一時預かり併設)。ちょうどジャックラッセルのララの美容をしたいと思っていたところで、ショッピングしている間にお願いすることにした。

人間も犬も今日一番のお楽しみと言えるディナーもまた、地産地消をコンセプトとしたレストラン ザ・フォレストテラスで。お試しの1泊2食付きプランでは前菜の盛り合わせ、3種類から選べるメーンディッシュ、デザート、飲み物というコース。スープやサラダ、パン、御飯、みそ汁、香の物はビュッフェコーナーにあった。

ボクたちがメーンディッシュとして選んだのは牛サーロインのローストと、美明豚のしゃぶしゃぶ。めずらしいピーナツダレはとても美味。このほかにも房総半島で水揚げされた魚介のアクアパッツアも選ぶことができる(メニューは取材時のもの)。

静謐な時間が流れる高級レストランでいただくディナーに大満足したのは人間だけではない。実は犬たちも抜け目なくオシャレな食器で提供されるドッグメニューを注文。その数なんと12種類。値段もララ用のSサイズで500円から、マリア用のLサイズでも900円(税別)からとリーズナブルである。だからと言ってもう一皿注文したいとワンワンおねだりするマリアはどうかと思いますが。

夕食後はメインビルディングのカフェに立ち寄るのも良し、ヴィラに戻り、ジャクジーにつかるのも良し、リビングやテラスで犬たちとまったりするのも良し。とにかく過ごし方は自由自在。気がつけばマリアとララは楽しすぎるリゾートライフの夢の中。そろそろボクたちも2階のベッドルームにあがることにしよう(2階は安全のため犬はNGです)。

翌朝は、まず朝のお散歩がてら1周約15分で回れる、小谷流をめぐる散策路、季節の花に彩られた、森林浴も味わえるフォレストウォークへ。

朝食は洋食、和食のチョイスが可能。和食は目にもおいしいお皿で運ばれ、フルーツ盛り合わせのデザートにも大感動。すでにヴィラで朝食を済ませた犬たちも、しっかりヤギミルクをいただきました。朝の光が差し込む明るいテラス席での朝食が、リゾート滞在気分、充実感をいっそう盛り上げてくれる。

ドギーズアイランドで過ごす大自然の中のリゾートライフ。都心からの距離の近さと非日常的な空間、ゆっくりと流れる時間のアンバランスさがたまらない魅力に思えたのも本当だ。マリアたちが「家から近いんだから、また連れてきてね」とねだっても無理はない。


◆ガソリン車ながら高い燃費、TSS Cも搭載

ちなみに今回、新型シエンタで犬の乗車に気づかった運転で東京からドギーズアイランドを往復したガソリン車の往復実燃費は17km/リットル前後。JC08モード燃費20.2km/リットルに迫る実力もさることながら、往復の走行距離約120kmで消費したガソリンはわずか7リットル程度。ハイブリッド車ならさらに高い実燃費性能を発揮してくれるのはもちろんだ。

ところで新型シエンタには全車にメーカーオプションの『トヨタセーフティセンスC』という衝突支援パッケージが用意されている。その内容はまずレーザーレーダー+単眼カメラ方式のプリクラッシュセーフティシステムで、自動ブレーキは約10~80km/hの車速域で作動する先進安全装備。レーンデパーチャーアラートはドライバーがウィンカーを作動させず車線を逸脱するとブザーとディスプレー上で警告してくれるというもの。

また、オートマチックハイビームはハイビームとロービームを対向車に合わせ自動的に切り替えてくれるシステムで、手動操作の面倒がなくなる装備。さらに先行車が発進するとピッと知らせてくれる機能も便利このうえなし。

そうした安全装備、機能は走行中、ドライバーが愛犬の様子に気を取られることがありうる犬連れドライブの際にも大いなる安心感、安全をもたらしてくれること請け合いだ(くれぐれも安全運転を)。

さらにトヨタ純正ペット用品の品ぞろえの豊富さも見逃せないポイント。例えば小型犬のララを折り畳み式で丸洗い可能な「ペットキャリーMサイズ」に入れて2列目席にしっかりと固定し乗せ、大型犬のマリアを一部メッシュ構造で運転席側から犬の様子を確認でき、エアコンの風も届きやすい、シート部分だけでなくドアサイドまで覆ってくれる「ペットシートカバー」を2列目席に装着して乗車させることも可能である。

今回は比較的近距離のドライブ旅行だったけれど、これまでの試乗経験上、新型シエンタは片道200km程度のドライブも快適かつ経済的にこなしてくれる、コンパクトミニバンとして想定外の実力、ドッグフレンドリーカーとしての高い資質の持ち主であることを最後に報告しておこう。


ドギーズアイランド
千葉県八街市小谷流624
043-312-1110
宿泊料金
大人1名1泊2食付き 2万8036円~(2名1室/税込み 期間限定お試しプランの例 要問い合わせ)
わんちゃん料金 1頭目無料 追加料金 大型犬3564円、中型犬2970円、小型犬2376円(頭数制限あり)
※日帰り利用あり
《青山尚暉》

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