現在F1ドライバーズランキングで首位を快走するルイス・ハミルトン(メルセデス)は、早ければ今週末の第16戦アメリカGPで早々と3度目のタイトルを獲得する可能性が出てきた。前回ロシアGPを終え、ハミルトンが302ポイント、2位にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が上がり236ポイント、3位にニコ・ロズベルグ(メルセデス)の229ポイント。この3人がタイトル獲得の可能性を残している。しかし現王者が大きなアドバンテージを有しており、ベッテルに対し66ポイント差、ロズベルグに対しては73ポイント差をつけている。昨年は最終戦のみダブルポイントになる制度があったが、今年は廃止され通常通りのレギュレーションに。アメリカGP終了時点でベッテル、ロズベルグに75ポイント以上の差をつければハミルトンの2年連続のチャンピオンが決まる。具体的な条件は以下の通り。ハミルトンが優勝したとしても残る2人の順位次第となるが、可能性は十分にある。今季はロシアGPまでの15戦中8勝、ポディウムフィニッシュも13回、リタイアはシンガポールGPでのトラブルのみと、開幕戦から圧倒的な強さを誇ってきた。今回の舞台となるオースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズのレースでは2勝しており相性も良い。現地時間25日の決勝レースでは、史上10人目となる通算3回目のワールドチャンピオン誕生の瞬間を迎えるかもしれない。【アメリカGPでのハミルトンのチャンピオン決定条件(一部)】<ハミルトンが優勝した場合>ベッテル:3位以下、ロズベルグ:2位以下<ハミルトンが2位の場合>ベッテル:6位以下、ロズベルグ:3位以下<ハミルトンが3位の場合>ベッテル:7位以下、ロズベルグ:4位以下2015 F1ドライバーズランキング(ロシアGP終了時点)1.ルイス・ハミルトン(メルセデス)302ポイント2.セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)236ポイント3.ニコ・ロズベルグ(メルセデス)229ポイント4.キミ・ライコネン(フェラーリ)129ポイント5.バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)111ポイント6.フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)109ポイント7.ダニール・クビアト(レッドブル)74ポイント8.ダニエル・リチャルド(レッドブル)73ポイント9.セルジオ・ペレス(フォース・インディア)54ポイント10.ロマン・グロージャン(ロータス)44ポイント