当初の23周から15周となり、気温19度、路面温度21度のウエットコンディションで行われたMotoGP 日本グランプリ、Moto2決勝。
ちょうどその頃、中央エントランスでは世界を舞台に活躍する日本人トップライダー、釘村孝太や渡辺元樹らの空中パフォーマンス「MONSTER ENERGY FMX SHOWCASE」が、熱気を帯びたショーを繰り広げていた。
エクストリームなパフォーマンスを見逃すまいと、会場には多くのFMXファンが押しかけたが、朝から降り続く雨の影響で、ランプはまだ濡れている。しかし、集まったファンに応えようとライダーらは次々と凄ワザを披露。
小雨が残る中、ジャンプのテイクオフでスリップすれば、すぐさま大きなアクシデントにつながる。そんななか、もっとも盛り上がる極めつけの難技「バックフリック」、つまり後方1回転の縦回転系トリックも惜しみなく披露。
少しのミスも許されないアクションだけに、ライダーがメイクを仕掛けた瞬間は見守るファンも心配ドキドキ。見事に回転を決め、着地を成功したときの会場は興奮に沸き返るばかりだった。
Moto2で圧勝したヨハン・ザルコ(カレックス)に負けず劣らず、中央エントランスでは熱いショータイムが繰り広げられていた。