【IIHS衝突安全】ホンダ アコード クーペの2016年型、トップセーフティピック+に指定

自動車 ニューモデル 新型車
ホンダ アコード クーペ の2016年モデル
  • ホンダ アコード クーペ の2016年モデル
  • ホンダ アコード クーペ の2016年モデル
  • ホンダ アコード クーペ の2016年モデル

米国IIHS(道路安全保険協会)は9月30日、ホンダ『アコード クーペ』の2016年モデルの衝突安全テストの結果を発表し、最高の安全性を備えた「トップセーフティピック+」に指定した。

IIHSの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/hで行われる。そして、ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価するもの。

またIIHSでは、追突時のむち打ち確認テストと横転を想定したルーフ強度テストも実施。さらに、「スモールオーバーラップ」と呼ばれる新方式の前面オフセット衝突テストも導入した。

スモールオーバーラップテストは、フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて固定バリアにぶつけるもので、対向車がセンターラインをはみ出してきて衝突するなど、実際の衝突事故により近づけるための追加テスト。しかし、車体のメインフレームよりも外側に強い衝撃が加わるため、厳しい判定を下される車種が多い。そして、IIHSは優秀な結果を残した車を、「トップセーフティピック」に指定。高い衝突安全性を認めている。

アコード クーペの2016年モデルは、前面オフセット、側面、ルーフ強度、追突想定の各テストで、最高のGOOD(優)評価。スモールオーバーラップもGOOD。2013年9月から開始された前面衝突予防性能を評価する新試験プログラムは、最高の「スーペリア」と判定された。

この結果、IIHSはアコード クーペの2016年モデルをトップセーフティピック+に指定。アメリカンホンダのジェフ・コンラッド上級副社長は、「ホンダ・センシング技術をより多くの車両に導入し、事故や死者を減らす目標に向けて前進していく」と、コメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集