ヒョンデグループの15車種に最高の安全性評価、2年連続で世界最多に…米IIHS

ヒョンデ・エラントラ
  • ヒョンデ・エラントラ
  • ヒョンデ・ソナタ
  • キアK4
  • ジェネシスGV60
  • ジェネシス GV70

ヒョンデモーターグループの15モデルが、2025年米国道路安全保険協会(IIHS)の衝突安全評価で最高評価を獲得したと発表した。これにより、同グループが2年連続で世界の自動車グループ中最多の受賞数となった。

今回は、ヒョンデ、キア、ジェネシスの3ブランドの合計15モデルが、トップ・セーフティ・ピック(TSP)またはトップ・セーフティ・ピック・プラス(TSP+)の評価を獲得した。

具体的には、ヒョンデ『エラントラ』、『ソナタ』、キアの『K4』が最高評価のTSP+を獲得した。既存のTSP+受賞モデルには、ヒョンデ『アイオニック5』、『アイオニック6』、『コナ』、『ツーソン』、『サンタフェ』、ジェネシスの『GV60』、『エレクトリファイドGV70』、『GV70』、『GV80』、キアの『EV9』、『テリュライド』が含まれる。ジェネシスの『G90』はTSP評価を保持している。

2025年のIIHS評価では、後部座席乗員保護の基準が厳格化された。新たなモデレートオーバーラップ前面衝突試験では、後部座席に12歳の子どもや小柄な女性を模したダミーを搭載し、負傷リスクをより現実的に評価する。この試験でTSP+を得るには「良好」評価が必要で、TSPには「許容」評価が求められる。


《森脇稔》

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