【スバル BRZ tS 発売】コンセプトは「シンクロナイズド・ドライビング」

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スバル BRZ tS
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6月30日、スバルテクニカルインターナショナル(STI)は、スバル『BRZ』をベースとしたコンプリートカー『BRZ tS』を300台限定で発売した。

BRZをベースとしたSTI製のコンプリートカーは2013年にも販売されており、前作では、「ピュアリティ・オブ・ハンドリング」のコンセプトが示す通り、コンパクトFRスポーツカーのハンドリングをいかに愉しくさせるかが開発のポイントとなった。

今作の開発コンセプトは「シンクロナイズド・ドライビング」。「ドライバーが意図した通りに操れるハンドリングの愉しさ」と「上質な乗り心地」の2つの要素を高次元で両立することを目標に、前作の発売以降も開発が続けられたという。

STI取締役 商品開発部長 森宏志氏は「(前作よりも)さらに愉しい走りと、質感の高い走り、この2つを両立できた。操舵応答はレースカー並みに引き上げられ、ドライバーが意図した通りに操ることができる」と新作の完成度に自信を見せる。

ポイントとなったのは、4輪の接地性、ボディ剛性のバランスの均一化、STIの追求するヒステリシスを排除する技術の3点。森氏は「ドライバーが意図した通りの動きをするためには、摩擦円を最大にするのがポイント。接地性を確保するために、タイヤの性能を全て引き出すことを追求した」と述べる。

ベース車両からの変更点は、ドライブシャフトの大径化やドリルドディスクを採用したブレンボ社製ブレーキシステム、ビルシュタインダンパーなどの足回り系から、フレキシブルドロースティフナーや今回新たに開発したフレキシブルVバーなどのシャシー系まで多岐に渡る。インテリアでは専用設計のレカロ製バケットシートなども装備し、質感もアップさせている。

折しも2015年はホンダ『S660』やマツダ『ロードスター』など、小型スポーツカーのデビューラッシュで市場は活況を見せている。森氏は「今年はスポーツカー元年と呼べる年。その中でBRZ tSもお客様の選択肢入ってもらいたい」と期待感を示した。

《橋本 隆志》

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