2015年のルマン24時間レースは、全体の4分の3に当たる18時間を消化。いよいよゴールに向けて残り時間も少なくなってきた。夜間走行の段階からわずか1分前後の差でプレッシャーの掛けあってきた19号車ポルシェ(N・ヒュルケンベルグ/E・バンバー/N・タンディ)と7号車アウディ(M・ファスラー/A・ロッテラー/B・トレルイエ)。一進一退の攻防戦に注目が集まっていたが、先に波乱に見舞われたのは7号車アウディだった。16時間を迎える手前でいきなりエンジンカウルが剥がれ落ちるアクシデントが発生。緊急ピットインを余儀なくされる。こういったマシン破損の修復には慣れている陣営だったが、破損の仕方が悪かったのか、カウルを付け替えるのに7分を要してしまう。3番手以下との差も接近していたため、一気に5番手まで後退。総合優勝争いから脱落することになってしまった。これで一気に楽になった19号車ポルシェは、さらにリードを広げるべくヒュルケンベルグがさらにペースを上げていく。17時間を迎えるところでGTE Amクラスの96号車アストンマーティンがポルシェカーブ出口で激しくクラッシュ。今レース4回目のセーフティカーが導入された。これで特をしたのはポルシェ勢。19号車はさらに後続との差を広げ、7号車脱落で順位を上げた9号車アウディ(F・アルブケルケ/M・ボナノミ/R・ラースト)の背後に17号車ポルシェ(M・ファスラー/A・ロッテラー/B・トレルイエ)が接近。再開後にストレートスピードの良さを生かしてオーバーテイク。残り6時間を迎えようというところでポルシェがワン・ツー体制を築いた。注目の日本勢。トヨタ『TS040 HYBRID』は引き続き7・8番手で我慢のレース。日産勢は度重なるトラブルでガレージインの回数が増えているが22・23号車共に粘り強くゴールを目指している。2015年のルマン24時間も残すところ6時間。ここで総合優勝争いの流れは一気にポルシェに傾いたが、まだまだゴールまでの道のりは長く、彼らにも不運が起こらない保証はない。1998年以来の総合優勝に向け、気の抜けないレースが続いていく。2015 ルマン24時間レース 決勝17時間経過1. #19ポルシェ(290周)2. #17ポルシェ(1周遅れ)3. #9アウディ(1周遅れ)4. #7アウディ(2周遅れ)5. #8アウディ(2周遅れ)6. #18ポルシェ(3周遅れ)7. #2トヨタ(6周遅れ)8. #1トヨタ(8周遅れ)・・44. #22日産(98周遅れ)45. #23日産(98周遅れ)リタイア. #21日産
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