ARROWSは11月12日、トヨタ自動車と共同で、移動の問題に対してエネルギー変換技術を活用した問題解決の考え方を学ぶ教材を開発したと発表した。無償提供を開始している。
中学校の技術分野では、エネルギー変換の学習を進める中で、先生方から「社会の中でどのように活用されているのかを実感しづらい」「身近な事例と結びつけて教えるのが難しい」といった声が寄せられていた。また、生徒にモノづくりや技術の面白さをより深く伝えたいと考える先生方も多く、その思いに応える教材が求められていた。
そこで、トヨタと共同で具体的な事例を通じて、エネルギー変換の仕組みや問題解決の考え方を学べる教材を開発した。
授業の後半では「移動の問題を解決するアイデア」を生徒自身が考えるワークも用意している。本教材を通して、中学生のみなさんが身近な技術に興味を持ち、モノづくりの発想がより良い未来をつくることにつながる、その気づきときっかけとなることを目指している。
教材は「エネルギー変換の技術による移動の問題解決に挑戦!」と題し、中学校2年生の技術・エネルギー変換の技術による問題解決単元を対象とした1コマ50分完結の授業として構成されている。実施費用は無料で、授業スライド・動画・ワークシート・授業進行台本・授業概要資料が含まれる。
ARROWSは「世界的課題に取り組む、知性の体現者であり続ける。」というミッションのもと、「先生から、教育を変えていく。」をビジョンに掲げ、現在は教育変革事業に注力している。2013年から全国の先生が情報共有できる国内最大のオンラインプラットフォーム「SENSEI ノート」を開発・運営し、2017年から「SENSEI よのなか学」を開始している。



