三菱自動車が4月2日、ニューヨークモーターショー15で初公開した『アウトランダー』の2016年モデル。内外装だけでなく、見えない部分も大幅改良を受けている。
2016年モデルの大きな特徴は、デザイン。三菱は、「新型アウトランダーが、三菱の新しいデザイン言語を導入する最初のモデル」と説明する。フロントは、グリル、ヘッドライト、バンパー、フェンダーなどを変更。リアは、バンパーやLEDテールライトが新しい。室内は、ステアリングホイールやシート地、アクセントトリム、オーディオなどのデザインを変更。
単に内外装の変更だけにとどまらないのが、2016年モデルの特徴。メカニズム面では、ボディとサスペンションの剛性アップ、サスペンションと電動パワーステアリングの再チューニング、静粛性の向上、新世代のCVTの採用などに取り組む。
米国では、ガソリン価格の下落を受けて、SUVの人気が例年以上に高まっている。三菱も主力車種のアウトランダーの商品力を大きく引き上げることで、SUV人気の波に乗る方針。
ニューヨークモーターショー15のプレスカンファレンスにおいて、同社は、「2016年モデルのアウトランダーは、内外装やエンジニアリング面など、100か所以上を改良した」とアピールしている。