ホンダが3月30日に発表した軽オープンカー『S660』の開発責任者を務める本田技術研究所の椋本陵LPLは「ちびっ子たちが思わず振り返り、クルマって格好良いなと思ってもらえるような実体験を増やしていきたい」と語る。
椋本LPLは「ホンダのスポーツカーにご期待頂いているお客様はもちろんだが、昔スポーツカーに乗っていたが今ミニバンというお客様は結構多く、そういった人たちにもう一度乗ってほしいと思っている」と呼びかける。
というのも現在26歳と、ホンダで最年少の開発責任者となった椋本LPLには「僕らの小さいころは若い人や、お父さんの世代の人たちもスポーツカーに乗っていた。それを見て格好良いなと思っていたのが、だんだんスポーツカーを街で見る機会が少なくなってしまった」との思いがあるからだ。
その上で「S660で、もう一度スポーツカーに乗る人が増えて、その楽しさを伝染させてほしい。僕らの世代ももちろんだが、その先にいるちびっ子たちにも、思わず振り返ってクルマって格好良いなと思ってもらえるような実体験を増やしていきたい」と話す。