ホンダが3月3日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー15でワールドプレミアした新型『シビック タイプR』。同車がドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおいて、量産FF車の最速ラップタイムを打ち立てた際の映像が、ネット上で公開された。
これまで、ニュルブルクリンク北コースで、量産FF車の最速ラップタイム記録を保持していたのは、フランスの自動車大手、ルノーの高性能車部門、ルノースポールの『メガーヌR.S. 275トロフィー-R』。7分54秒36のタイムを計測していた。
ホンダは2014年5月、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースに新型シビック タイプRの開発プロトタイプ車を持ち込み、タイムアタックを敢行。市販車の最終スペックと同じ仕様の車両で、タイムアタックを行った。
その結果、ベストラップは、7分50秒63。メガーヌR.S. 275トロフィー-Rの記録を4秒近く短縮し、量産FFハッチバックモデルのニュルブルクリンク最速タイムを打ち立てた。
新型ホンダ シビック タイプRのエンジンは、新開発の直噴2.0リットル直列4気筒ガソリン「VTEC」ターボ。最大出は310ps/6500rpm、最大トルクは40.8kgm/2500rpm。0‐100km/h加速5.7秒、最高速270km/hの性能を誇る。