欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは3月2日夜(日本時間3月3日未明)、スイスで開催したジュネーブモーターショー15のプレビューイベントにおいて、『スポーツクーペ・コンセプトGTE』を初公開した。
スポーツクーペ・コンセプトGTEは、フォルクスワーゲンの新デザイン言語を導入したコンセプトカー。フォルクスワーゲンの新世代モジュラー車台、「MQB」をベースに、前衛的なデザインを持つ1台を提示する。
スポーツクーペ・コンセプトGTEの外観の特徴が、4ドアクーペボディ。フロントは、グリルとヘッドライトが一体化されている折、新しいフォルクスワーゲンの表情を作り出す。インテリアは、上質な4シーターの空間とした。
車名の「GTE」が意味する通り、パワートレインはプラグインハイブリッド(PHV)。エンジンは、V型6気筒ガソリンターボ「TSI」。2個のモーターと合わせたシステム全体で、最大出力380psを引き出す。
最高速は250km/h。モーター単独で走行できるEVモードの効果もあって、欧州複合モード燃費は50km/リットルと、優れた環境性能を実現している。