【ホンダ ジェイド 試乗】低くて実用的なミニバンの復活…島崎七生人

試乗記 国産車
ホンダ ジェイド X
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3、4代目『オデッセイ』や『ストリーム』。それらがホンダのラインアップから1度落ちてしまい、乗り換えに困っていたユーザーのための新しい低全高3列シートミニバン。そう理解すれば、このクルマの狙いはわかりやすい。

実車のサイズ感は、ステーションワゴンのスバル『レヴォーグ』などに近似したもの。アンテナを除けば1500mmの全高は圧迫感のない低さで、後席ドアが非スライド式なのもセダンライクだ。

ホイールベースが2760mmと長めだから、室内スペースも頑張っていそう…と乗り込むと、想像どおりだった。室内高が1230mmと以前のオデッセイと同等のため、ミニバンながらセダン並の低さという運転席の着座感が似ている。2列目では、着座位置に対しウエストラインの低さをさらに実感。明るく、空間は十分に広い。3列目はルーフガラスやバックドアガラスの形状の工夫で、極限までスペースを稼いでいる。

走りもセダン感覚。ハイブリッド+デュアルクラッチによる動力性能はホンダ車らしさが感じられる小気味よさ。200~300Hzのノイズを消す仕組みを組み込んだ17インチホイール&タイヤは確かに耳障りな音が気になりにくく、乗り心地もリヤ側のしっとりとしたタッチが効いてスムースそのものだった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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