BMWグループのMINIは2月26日、MINI『クラブマン ビジョン グランツーリスモ』を発表した。
同車は、ソニー・コンピュータエンタテインメントが2013年末に発売した「PlayStation3」用ゲームソフト、『グランツーリスモ6』のコラボレーション企画、「ビジョン・グランツーリスモ」から誕生した1台。
『グランツーリスモ6』のハイライトのひとつが、コラボレーションプロジェクト、「ビジョン・グランツーリスモ」。これは、世界的な自動車メーカーやブランドが、グランツーリスモのために車をデザインする企画。『グランツーリスモ6』内では、バーチャル走行が楽しめる。
MINIクラブマン ビジョン グランツーリスモは、MINIがモータースポーツの栄光で築いてきたブランドイメージに、インスピレーションを受けて開発。デザインチームは、「戦うためのミニ」のエッセンスを、ふんだんに表現した。
外観は、地を這うように低いシルエットと、限界まで張り出したホイールが特徴。前後には、調整式カーボンディフューザーを採用し、ホイールアーチ後方には、大型ダクトを配置。エンジンとブレーキの冷却性能を引き上げる。左右分割式リアスポイラーと、完全フラットなアンダーボディが、優れたエアロダイナミクス性能を発揮。
パワートレインの詳細は公表されていないが、最大出力は395psを発生。フルタイム4WDと、レース用の6速シーケンシャルトランスミッション、1050kgの軽量ボディにより、0‐100km/h加速3.5秒、最高速290km/hの性能を可能にしている。