【ホンダ ジェイド 発表】低全高へのこだわり「車体骨格を1500mmに納める」

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  • 本田技術研究所 印南泰孝 主任研究員
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ホンダが2月13日に発売する乗用ミニバンタイプの新型ハイブリッド『ジェイド』。開発責任者を務める本田技術研究所の印南泰孝主任研究員は、「車体骨格1500mmという低全高に納めるのが今回のテーマになっている」と明かす。

車体骨格1500mmにこだわった背景について印南氏は「ドライビングポジションを本当に乗用車にしたかった」と語る。

というのも「やはり今までの乗用ミニバンというのは、乗用ミニバンと言いつつもアップライトに座っている。だからこれまでセダンやステーションワゴンを運転されていた方が乗り換えた時に違和感があったと思う。なんかちょっと高めに座って、極端に言うとトラックっぽい走りだなというところがあった。そこをまず改善したかった。運転する姿勢をとった時に、ぱっと座ってこれは乗用車だ、走るんだという感じをまず与えたかった」からだ。

さらに印南氏は「やはり1500mmというのはセダンやステーションワゴン、ハッチバックの基準のトリガーになっている。世界的に1500mm以下になっている。だからエモーショナルなデザインを実現するためにもやはり車体骨格全高1500mmにこだわった」とも強調した。

「そのためには全高をぐっと下げたい。ただ室内の空間がそれで狭くなったら、先代のオデッセイやストリームより狭いじゃないかと言われてしまうので、それを稼ぎ出すのに超低床パッケージにした。従って室内のパッケージ空間は先代のオデッセイよりも広くなっている」と印南氏は話す。

それを実現するため「もともとホンダ車が得意な低床パッケージを今回は極限までやり切っている。具体的にはフューエルタンクについてはホンダ調べで世界一薄いタンクを実現した。2ベントシステムの採用やフューエルポンプモジュールを新たに開発して超低床パッケージと室内空間に寄与させている」という。

ちなみにジェイドの全高は1530mmとなっているが、印南氏は「骨格全高は1500mmに納めている。残りの30mmはシャークフィンアンテナの部分が少し飛び出していて全高1530mmになっている」と説明した。

《小松哲也》

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