欧州ビジネス評議会(AEB)は12月8日、11月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、22万9439台。前年同月比は1.1%減と、11か月連続で前年実績を下回った。
ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。11月は3万0402台にとどまり、前年同月比は17%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。販売の主力は『Granta』で、前年同月比13.7%減の1万0520台と、3か月ぶりに減少。
2位は引き続き、韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズ。11月は2万0678台を売り上げ、前年同月比は19%増と、8か月ぶりに増加した。コンパクトカーの新型『リオ』が、前年同月比53.9%増の1万0834台と、5か月ぶりのプラス。
3位は、引き続きルノー。11月実績は、前年同月比8%増の1万9170台と、9か月ぶりに増加。『ダスター』が、前年同月比7.3%減の7009台と、6か月連続のマイナス。『ロガン』は77.2%増の7152台と、引き続き好調。
4位は、ヒュンダイモーターで、変わらず。その販売台数は1万6154台で、前年同月比は4%増と、7か月ぶりに前年実績を上回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、前年同月比4.8%増の1万0134台と、2か月連続で増加する。
トヨタは、引き続き5位。11月は1万5952台を販売。前年同月比は32%の大幅増で、2か月連続で前年実績を上回った。『RAV4』が49.9%増の4769台と、7か月ぶりのプラスとなった。
6位は日産で、変わらず。11月は1万5566台を売り上げ、前年同月比は7%増と、5か月ぶりの前年実績超え。新型『アルメーラ』が、前年同月比38.8%増の3461台と好調を維持する。
7位は、引き続きフォルクスワーゲン。11月は1万1081台にとどまり、前年同月比は14%減と、8か月連続で前年実績を下回った。主力の『ポロ』が4098台を売り上げたものの、前年同月比は34.3%減と、8か月連続で前年実績を下回った。
8位は10月同様、GMのシボレー。その販売台数は1万0545台で、前年同月比は22%減と11か月連続の前年割れ。SUVの『ニーバ』は9.2%増の4336台と、10か月ぶりのプラスとなっている。