VW ゴルフ GTI パフォーマンス…専用チューンで20psアップ、最強のGTI登場[写真蔵]

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VW ゴルフ GTIパフォーマンス
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ホットハッチの代名詞ともいえるフォルクスワーゲン『ゴルフGTI』に、さらなる高性能モデルが登場した。ゴルフ誕生40周年を記念した特別モデル『ゴルフGTIパフォーマンス』は、ターボチャージャー付き2リッターTSIエンジンに、新開発のシリンダーヘッドを採用、カムシャフト調整機能に可変バルブタイミングなど専用チューニングを施し、最高出力は10ps向上の230psとなった。

新開発のシリンダーヘッドを採用し、ターボチャージャーにつながる水冷式のEGRクーラーを、シリンダーヘッドと完全に一体化、これにより全負荷時における燃料消費量の改善に大きく貢献する。さらに、2本のカムシャフトの調整機能と可変バルブタイミングを備え、さらに排気側のバルブリフトは、2段階調節式を採用することで性能、燃費の向上、低排出ガス化を実現している。230psのパワーにより、0-100km/h加速は6.4秒だ。また高出力化にもかかわらず、標準のGTIよりも燃費性能は向上、JC08モードで16.1km/リットルとなった。

電子制御油圧式フロントディファレンシャルロックは、GTIパフォーマンスのために新開発されたメカニズム。コーナリング中に、前輪の左右いずれかの空転を検知すると、電動油圧ポンプで生成した油圧によって ディファレンシャル内部のマルチプレートクラッチを作動。ホイールの回転数や車速などの状況に応じて、トラクションの低いホイールから高いホイールに駆動トルクを 0-100%の間で再配分する。これにより理想的な走行ラインをとることができるほか、コーナーでの脱出速度向上など、 FFモデルの最高峰にふさわしいハンドリング特性を実現した。

電子制御式サスペンションシステム、アダプティブシャシーコントロール「DCC」は、ダンパーの減衰力や電動パワーステアリングの特性を瞬時にコントロールして、快適な乗り心地と操縦性をドライバーにもたらす。スイッチひとつで、日常の走行に適した「ノーマル」、快適な乗り心地を維持する「コンフォート」、そして、俊敏性を高める「スポーツ」の3つのドライビングモードを選択することができる。またモードセレクトによりDSGのシフトタイミングも変化する。

動力性能とハンドリング性能の向上にともない、ブレーキ性能も強化。フロントが340mm×30mm、リヤは 310mm×22mmと、標準のGTIよりひと回り大きいサイズのディスクローターを装着。赤い耐熱塗料でペイントされたレッドブレーキキャリパーには「GTI」のロゴがハウジングに象られる。さらに4輪すべてにベンチレーテッドディスクを採用したことで、強力なストッピングパワーを手に入れた。

ボディカラーには標準のGTIでも人気のピュアホワイトのほか、専用カラーとなるカーボンスチールグレーメタリックを設定する。合計500台のみの限定、価格は標準のGTI(383万8000円)から約50万円アップの435万円。一時の「Rモデル」並の高級車となったが、その性能もまた「Rモデル」に匹敵するものだと言える。最強のGTIが見せる異次元の世界は、ステアリングを握った瞬間から目の前に広がる。

《宮崎壮人》

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