ドイツの高級車メーカー、アウディは7月4日、中国(香港とマカオを含む)における2014年1-9月の新車販売結果を明らかにした。総販売台数は、過去最高の41万5704台。前年同期比は16%増と、2桁増を達成した。
販売の主力は、中国吉林省のフォルクスワーゲングループの長春工場で現地生産される『A6L』、『A4L』、『Q5』、『Q3』の4車種。なおA6LとA4Lは、中国専用のロングホイールベース仕様。
中でもSUVの人気が高く、2014年1-9月、Q5は7万8725台を販売。Q3は5万9220台を売り上げた。また、広東省の仏山新工場において、2014年夏から現地生産を開始した新型車、『A3セダン』も、セグメントでシェア1位と支持を集める。
また、ドイツなどからの輸入車では、『Q7』が前年同期比23.5%増の1万5676台。『A8L』も、11.3%増の1万4475台と売れた。
アウディは2013年、中国で前年比21.2%増の49万2000台を販売。なお、2014年9月の単月実績は、前年同月比13.4%増の5万1614台だった。アウディのルカ・ディ・メオ営業担当取締役は、「この結果は、中国プレミアム車セグメントにおいて、マーケットリーダーとしてのアウディの地位を示すもの」とコメントしている。