気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2014年10月7日付
●「シーテック2014」きょう開幕、ウェアラブル端末出展続々 (読売・8面)
●ひと、日本流の産官学連携を、トヨタ自動車内山田竹志会長(読売・8面)
●輸入車「小型」で復調、9月販売数、増税後、初の前年超え(読売・8面)
●ガソリン高野党が追及、統一選にらみ、「地方にしわ寄せ」(朝日・4面)
●新車「タント」首位、4~9月(朝日・8面)
●リクルート16日上場時価総額1.7兆円(毎日・9面)
●スズキ、二輪車拠点集約、豊川の生産終了、浜松に移管(毎日・9面)
●シーテック、マツダ公開、自動運転「走る喜び」も追求(産経・3面)
●産直野菜配達ピンチ、運転手不足、「少量」拒否(東京・2面)
●新軽トラ、目標の3倍受注、ダイハツ(日経・13面)
ひとくちコメント
情報技術(IT)やデジタル家電の見本市の「CEATEC JAPAN 2014」(シーテック ジャパン)が千葉市の幕張メッセで開幕する。
台風18号の影響で10月6日に予定していた主催者側の記者会見が中止となり、報道陣向けの先行公開を取り止めた出展ブースも多かったが、きょうの読売、産経、日経の3紙が今回の見どころなどを取り上げている。
それによると、読売は「今年は各メーカーが製品化を進めるウェアラブル(身に着ける)端末の展示が目立っている」と報じた。日経も「ポストスマホをにらんだ最新のウェアラブル機器を出展」としているほか、「パイオニアやデンソーなど次世代カー向けの先端技術も注目されそうだ」と伝えている。
産経は「家電低迷…車・ロボに活路」との見出しで、「会場では最先端の自動車技術も相次いで披露される」としたうえで、「特に目玉となるのはマツダの自動運転車。トヨタ自動車、日産自動車、ホンダに続く4社目の実車公開となり、自動運転の開発競争が加速しそうだ」と取り上げている。
産経の記事では「先行3社に比べ特徴的なのは自動運転ながら"走る喜び"を前面に出したことだ」という。こればかりは実際に乗って体感しないとわからない。きょうから10月11日まで一般公開されるが、今年は過去最低の国内外547社・団体が出展し、約15万人の来場者が見込まれているという。昨年自動運転のデモ走行で話題となった日産自動車や業績不振のソニーが出展を見送ったのは淋しい限りである。