「シーテック2025」開幕、運転支援などAI関連の新技術の競演も[新聞ウォッチ]

「CEATEC 2025」が開催されている幕張メッセ
  • 「CEATEC 2025」が開催されている幕張メッセ
  • 三菱電機の「CEATEC 2025」ブースイメージ
  • NECの「CEATEC 2025」ブースイメージ
  • CEATEC 2025

国内最大級の先端技術の見本市「シーテック2025」が、千葉市の幕張メッセで開幕した。今回は、国内外から過去3番目に多い810社・団体が出展し、AI(人工知能)を活用したデジタル機器やサービスなどの先端技術を紹介。10月17日までの4日間で10万人規模の来場を見込んでいるという。

【画像】「CEATEC2025」に出展するNECや三菱電機のブースイメージ

きょうの各紙にも経済面に「シーテック幕張で開幕、豊かな未来へ身近な新技術」(読売)や「最新AI展示会開幕、新興・大学機関最多」(毎日)などのタイトルで取り上げている。

それによると、半数近くの出展がAI関連で、スタートアップ(新興企業)や大学研究機関の参加は232に増加し、昨年の188を上回り過去最多となっているそうだ。

このうち、NECは、AIが車のドライバーの運転技能やクセなどを解析して診断する技術を公開。ドライブレコーダーの映像のほか、車の速度やブレーキ・アクセルの操作データなど複数の情報を基に解析して提示することで安全運転につなげてもらうという。

また、三菱電機は、リアルな立体映像を空中に表示するディスプレー技術を紹介。ゴーグルなどの機器を装着する必要がないため、数年以内には高速道路の出入り口に装置を設置し、運転席に警告を表示して車の逆走防止に役立てることを目指すそうだ。

シーテックは、「デジタル家電見本市」として2000年に始まったが、2016年には「脱家電」を打ち出し、最新技術の展示会に移行した。ただ、きょうの朝日によると、来場者数は過去最多の20万人(2007年)をピークに近年は10万人前後まで半減。今回はパナソニックと東芝が参加を見送ったとも伝えており、国内最大級の先端技術の見本市も再び大きな転機を迎えているようだ。

2025年10月15日付

●政局混迷日経平均1241円安、米中摩擦再燃懸念も(読売・2面)

●シーテック幕張で開幕、豊かな未来へ身近な新技術(読売・8面)

●万博来場者2558人、前半増えず想定には届かず(朝日・3面)

●ウィンドウズ10、サポートが終了(毎日・6面)

●クルマ×税金、自・立税調会長暫定税率廃止を協議「政権枠組みにかかわらず推進」 (産経・4面)

●アジア最大情報通信会議、日本が初出展、ホンダなど8社選定(日経・5面)

●中国新車販売、9月15%増、低価格EV好調(日経・13面)

●卵の殻や竹、自動車部品に、ホンダ・トヨタ系、バイオマス素材を活用 (日経・18面)

●GM、EVで追加費用計上、2400億円、米支援廃止で生産見直し (日経・19面)

《福田俊之》

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