トライアル世界選手権シリーズ最終戦・スペインGPが9月6日・7日、アルネディリョで開催され、トニー・ボウ(ホンダ)はダブルウインを飾り、前人未踏のシリーズ8連覇を達成した。
決勝1日目の1ラップ目、ボウは難セクションだった第7セクション以外をすべてクリーン、このラップを唯一の1桁減点である5点でまとめた。タイトル争いのライバル、アダム・ラガ(ガスガス)は23点と大きく出遅れた。ボウは2ラップ目以降も好調な走りを続け、2位以下に大差をつけて勝利。シリーズチャンピオンに大手をかけた。
決勝2日目、1ラップ目を終えたところで、トップはボウで5点。これに対してラガは僅差の8点につけた。しかし、2ラップ目はボウの減点が1桁にとどまったのに対し、ラガは12点。点差は一気に10点近くまで開く。結局そのままボウが逃げ切り、ダブルウインで世界タイトルを獲得。ジョルディ・タレスとドギー・ランプキンの記録を破る、シリーズ8連覇を達成した。
■トライアル世界選手権 最終戦
・1日目
1位:トニー・ボウ(モンテッサ・ホンダ)
2位:アルベルト・カベスタニー(シェルコ)
3位:アダム・ラガ(ガスガス)
4位:ジェロニ・ファハルド(ベータ)
5位:藤波貴久(モンテッサ・ホンダ)
6位:アレッシャンドレ・フェレール(シェルコ)
・2日目
1位:トニー・ボウ(モンテッサ・ホンダ)
2位:アダム・ラガ(ガスガス)
3位:ジェロニ・ファハルド(ベータ)
4位:アルベルト・カベスタニー(シェルコ)
5位:藤波貴久(モンテッサ・ホンダ)
6位:ジェームス・ダビル(ベータ)