米国の大手調査会社、JDパワー社は6月18日、「2014年米国自動車初期品質調査」の結果を公表した。乗用車カテゴリーのランキングでは、ポルシェとヒュンダイが、全11部門中3部門ずつで第1位を獲得した。この調査は、今年で28回目。2014年モデルを新車で購入またはリースした顧客を対象に、納車から90日後の初期品質について調査した。質問項目は、製造不具合や設計不具合など合計233項目。調査は今年2-5月にかけて行われ、8万6000人以上から回答を得た。乗用車カテゴリーの各部門ベスト3は、以下の通り。スモール1. ヒュンダイ『アクセント』2. マツダ『デミオ』3. キア『リオ』コンパクト1. ヒュンダイ『エラントラ』2. トヨタ『カローラ』3. ホンダ『シビック』コンパクトプレミアム1. レクサス『ES』2. アキュラ『TL』3. アキュラ『ILX』/BMW『4シリーズ』※同率コンパクトスポーティ1. マツダ『ロードスター』2. フォルクスワーゲン『ゴルフGTI』3. サイオン『tC』コンパクトプレミアムスポーティ1. ポルシェ『ボクスター』2. ポルシェ『ケイマン』3. 日産『フェアレディZ』ミッドサイズ1. シボレー『マリブ』2. ヒュンダイ『ソナタ』3. トヨタ『カムリ』ミッドサイズスポーティ1. ダッジ『チャレンジャー』2. シボレー『カマロ』ミッドサイズプレミアム1. ヒュンダイ『ジェネシス』2. リンカーン『MKS』3. BMW『6シリーズ』/レクサス『GS』/メルセデス『CLS』※同率ミッドサイズプレミアムスポーティ1. ポルシェ『911』2. ジャガー『Fタイプ』ラージ1. キア『カデンツァ』2. 日産『マキシマ』3. トヨタ『アバロン』ラージプレミアム1.ポルシェ『パナメーラ』2. レクサス『LS』3. ヒュンダイ『エクウス』ポルシェが全11部門中、3部門で第1位を獲得。コンパクトプレミアム部門の『ボクスター』、ミッドサイズプレミアムスポーティ部門の『911』、ラージプレミアム部門の『パナメーラ』の3車種が、各部門のナンバーワン。ブランド別の同調査で1位となった初期品質の高さを裏付けた。また、韓国のヒュンダイも、3部門で1位。スモール部門の『アクセント』、コンパクト部門の『エラントラ』、ミッドサイズプレミアム部門の『ジェネシス』。もともと、日本車が強かった3部門で、日本車を抑えて首位に立っている。