欧州ビジネス評議会(AEB)は、1月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、15万2662台。前年同月比は6%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。
ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。1月は2万3647台を売り上げたものの、前年同月比は21%減と、11か月連続で前年実績を割り込む。販売の主力は『Granta』で、前年同月比22%減の8255台。
2位は、4か月連続でルノー。1月は、前年同月比13%減の1万2894台と、7か月ぶりのマイナス。新型を投入した『ダスター』が、前年同月比4%増の5590台と引き続き好調。
3位は、韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズで、2013年12月の5位から上昇。1月は1万1119台を販売し、前年同月比は1%増と、6か月連続で増加した。コンパクトカーの新型『リオ』が、前年同月比12%増の5324台と、6か月連続で増加。
日産は、2か月連続で4位。1月は1万1051台を販売し、前年同月比は24%増と、3か月連続の前年実績超え。新型車の『アルメーラ』が2993台、先代『エクストレイル』が36%増の2687台と牽引役を果たす。
ヒュンダイモーターは2013年12月の7位から、1月は5位に上昇。ただし、その販売台数は1万1044台で、前年同月比は2%減と、8か月ぶりに前年実績を下回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、前年同月比6%減の6942台と、3か月ぶりに減少した。
6位は、GMのシボレーで2013年12月の3位から後退。その販売台数は9420台で、前年同月比は1%減と2か月ぶりの前年割れ。SUVの『ニーバ』は21%減の2622台と、2か月ぶりに減少。小型セダンの『クルーズ』は、11%増の2467台と5か月ぶりに回復した。
7位のフォルクスワーゲンは、2013年12月の8位から上昇。1月は8599台を売り上げたものの、前年同月比は14%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。主力の『ポロ』が3836台にとどまり、前年同月比は17%減と、7か月ぶりに前年実績を下回る。
8位のトヨタは、2013年12月の6位から後退。1月は8319台を販売。前年同月比は21%増と、5か月連続の前年実績超え。『RAV4』が108%増の2280台と、引き続き好調。新型を投入した『カローラ』も、53%増の1895台と、2か月ぶりのプラスとなった。