TRD(トヨタテクノクラフト)は3日、トヨタ『86』をベースにTRDが製作した『86 TRD グリフォン コンセプト 014』が、2014年1月31日、筑波サーキットコース2000(茨城県)で行った走行試験で「58秒407」のベストラップを記録したと発表。
86 TRD グリフォン コンセプト 014は、トヨタ86がもつポテンシャルを活かし、車体の軽量化、ボディー剛性の強化、吸排気および足回りのサーキット向け最適化などを施し、サーキットでの高速走行試験によるデータを今後の車両開発・商品開発にフィードバックすることを目的に開発された。
2012年12月のシェイクダウン時に記録した1分1秒872から、2013年3月の試験では1分0秒749までタイム短縮。今回、014車両ではさらなる軽量化や風洞試験によるエアロデバイスの開発、FA20エンジンのNAメカチューンでの進化により、ラップタイム更新を達成した。
TRDでは、今回の走行試験をもってプロジェクトによるデータの採取を完了し、今後の車両開発や商品開発に反映する活動に移行する予定。