メルセデス AMG ビジョン グランツーリスモ に「レーシングシリーズ」…600psにパワーアップ

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メルセデスベンツ AMG ビジョン グランツーリスモ レーシングシリーズ
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ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツが2013年11月に発表した『AMGビジョン・グランツーリスモ』。同車が、早くも進化を果たした。

AMGビジョン・グランツーリスモは、ソニー・コンピュータエンタテインメントが2013年12月に発売した「プレイステーション3」用ゲームソフト、『グランツーリスモ6』とのコラボーレーションプロジェクト、「ビジョン・グランツーリスモ」から生まれたスーパースポーツカーコンセプト。仮想空間だけでなく、メルセデスベンツは実車も製作し、披露している。

1月28日、「グランツーリスモ」はメルセデスベンツ 『AMG ビジョン グランツーリスモ レーシングシリーズ』を発表。期間限定のシーズナルイベントを完走することで入手可能な進化バージョンだ。

同車は、グランツーリスモでの過酷なレースを戦い抜くために最適化されたもう一つのバージョン。オリジナル版との相違点は、リアに追加された固定式ウイングだ。グランツーリスモによると、一定のドラッグ増加は織り込みつつも、ハイスピードサーキットでのダウンフォース獲得を狙った空力デバイスになるという。

このほか、CCDカメラを使ったサイドミラーを、コンベンショナルなドアミラーに変更。リアのブレーキランプには、新たにグランツーリスモのロゴが添えられた。

AMG製の5.5リットルV型8気筒ツインターボエンジンは、さらにパワーアップ。最大出力を585psから600psへ、15ps引き上げた。7速デュアルクラッチトランスミッションは、快適さよりも伝達効率を優先し、ドグリンクを用いたシーケンシャルトランスミッションに変更。車両重量は一部快適装備を省くことで、1385kgから1300kgへ、85kgの軽量化が図られた。グランツーリスモは、「最低地上高を下げることで、重心高のダウンにも成功した」と説明している。

《森脇稔》

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