トヨタ、悲願のルマン初Vへ…中嶋一貴ら全員続投の充実ドライバー布陣で2014年に臨む

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右から中嶋一貴、ラピエール、ブルツ(マシンは昨年のWEC車「TS030 HYBRID」。
  • 右から中嶋一貴、ラピエール、ブルツ(マシンは昨年のWEC車「TS030 HYBRID」。
  • トヨタのWECドライバーたち。左からブルツ、ラピエール、中嶋一貴、デビッドソン、サラザン、ブエミ。
  • 昨年のWEC参戦車、TS030。
  • 昨年のルマンでトヨタは総合2位。
  • クルマ&レース好きで知られる元プロ野球選手の山崎武司さんが発表会場を来訪し、中嶋一貴と談笑。
  • ダカールラリーの市販車部門で1-2フィニッシュしたトヨタ車体の面々、左からゲネック、三橋、三浦(右端はトヨタの加藤副社長)。
  • ダカールラリーで市販車部門優勝した三橋が豊田社長(背中)と握手。
  • ニュル24時間へのGAZOO Racingの挑戦も続く。
TOYOTA Racingは30日のモータースポーツ活動発表会で、今季のWEC(世界耐久選手権)に全戦2カーで参戦する予定であることを表明。また、中嶋一貴らいずれも昨季から残留となる6名のドライバーの起用も正式発表されている。

悲願のルマン24時間レース制覇と、WECのシリーズタイトル獲得に向けて、ニューマシン「TS040 HYBRID」で戦う今季、トヨタは早々に「全戦2カー」の意向を固めた。昨年は1カーでの参戦となる局面もあるなどした結果、それが理由とも限らないが、対アウディは2勝6敗、ルマン制覇もタイトル獲得も叶わなかった。今季はそのアウディに加え、ルマン歴代最多総合優勝回数を誇るポルシェも、その更新を狙ってワークス復帰してくる。そこでトヨタも体制をさらに拡充し、計28回の総合優勝を数えるドイツ2強(アウディ12回+ポルシェ16回)に対抗する構えだ。

ドライバー布陣は、一貴、A.ブルツ、N.ラピエール、A.デビッドソン、S.サラザン、S.ブエミと、全員が3シーズン越しの継続参戦となる。悲願達成に向けて最も心強い要素と言えるだろう。ただし、国内最高峰のSUPER GT、スーパーフォーミュラにも並行参戦する一貴は、WECとSUPER GTにはフル参戦が不可能な状況にあり、その際WECにはテスト&リザーブドライバーとして新たに起用されたM.コンウェイ(インディカー・シリーズ優勝経験者)が参戦することもあるかもしれない(1台は臨時的に2名のレギュラーで乗り切る可能性もある)。

今年も3カテゴリー並行参戦の一貴は、「全部出場できるのはスーパーフォーミュラだけ(の見込み)です」。つまりWECとSUPER GTでは自身がタイトルをつかむことは不可能になるわけだが、WECに関してはそもそもルマンにタイトル以上の至上の価値が存在することもあり、「当然、ルマンを勝つことが最大目標ですよね」と意欲を見せる。「(TS040は)まだ見ていません、これからです。月が変われば(2月になれば)、というところですね。意外と僕(まだ今は)暇なんですよ」と笑いつつ、多忙かつ充実のシーズンとなるであろう2014年に向けて、静かに闘志を燃やしているようだった。

TOYOTA Racingの世界戦線展開という意味では、米国NASCARへの参戦、そしてトヨタ車体株式会社への支援というかたちによるダカールラリー参戦も含まれる。ダカールに関しては既に2014年大会は終了しており、ランドクルーザーを駆った三橋淳/A.ゲネックが市販車部門優勝、僚友のN.ジボン/三浦昂が同2位という素晴らしい結果を得て、トヨタモータースポーツの2014年のスタートを前途洋々たるものにしている(三橋、ゲネック、三浦は30日の発表会に参加)。

また、GAZOO Racingが今年のニュルブルクリンク24時間レース(6月21~22日決勝)に「LEXUS LFA」「LEXUS LFA Code X」「TOYOTA 86」の3台体制で参戦することも発表されている(ドライバーは下記)。

LFA:木下隆之、石浦宏明、大嶋和也
LFA Code X:飯田章、脇阪寿一、井口卓人
86:影山正彦、佐藤久美、蒲生尚弥
《遠藤俊幸》

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