富士重工業は11月20日、2014年春に発売予定の新型ツーリングワゴン『レヴォーグ』を世界初公開した。開発責任者を務める熊谷泰典プロジェクトゼネラルマネージャーは「我々が目指してきたものは日本市場に最適な車」と語る。
熊谷氏は「初代『レガシィ』誕生から25年になるが、その間、レガシィはツーリングワゴンという新しい市場を開拓し、スバルの一時代を切り開いた。その一方で、海外を意識してグローバルな建付けの商品になった。やはり日本のお客様のニーズを100%満足させることに対しては限界があると認識していた」と反省。
その上で「新たなスバルの国内の主力車種、象徴するモデルを投入していこうと会社として決断したのが開発経緯」と振り返った。
具体的には「とにかく日本最適なサイズ、室内空間ということで、全長は現行レガシィと比べるとマイナス100mmの4690mm、4代目に対してはプラス10mm。車幅は1780mmで現行レガシィと同じ。4代目と比べるとプラス50mm。全高は現行レガシィマイナス70mmの1485mm、4代目マイナス5mm。ホイールベースは現行レガシィのマイナス100mm、4代目に対し20mmということで2650mm。4代目レガシィ、あるいは現行『インプレッサ』クラスのサイズが日本のお客様にジャストフィット。その枠の中でしっかりつくろうということで開発した」と述べた。