5月の中国新車販売、9.8%増の176万台…日系主要3社が回復

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新型 日産 ティアナ(中国仕様)
  • 新型 日産 ティアナ(中国仕様)
  • トヨタ・カローラ(上海モーターショー11)
  • 中国の広汽ホンダが生産・販売するアコード

中国汽車工業協会は6月9日、中国における5月の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は176万1500台。前年同月比は9.8%増と、3か月連続で前年実績を上回った。

5月実績の184万1700台のうち、乗用車は139万6900台。前年同月比は9%増と、3か月連続で前年実績を上回る。

日系メーカーの5月中国新車販売は回復傾向。日産は前年同月比2%増の10万3000台と、2か月連続で前年実績を上回った。これは、新型『ティアナ』の好調による部分が大きい。

また、トヨタは約7万9000台を売り上げ、前年同月比は0.3%増と、4か月ぶりの前年実績超え。ホンダも4.6%増の5万4564台で、4か月ぶりのプラス。4月に増加に転じた日産に続いて、5月はトヨタとホンダも回復を果たす。

中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する不買の動きが広がった。その影響で日系メーカーは9月以降、新車販売の落ち込みが続いていた。

中国の2013年1‐5月累計新車販売台数は、902万8100台。前年同期比は12.6%増と、2桁の伸びを維持している。

《森脇稔》

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