新たなレースカテゴリー、富士の「インタープロトシリーズ」が6月に開幕

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IPS参戦マシンのkurumaが富士でデモ走行を実施。
  • IPS参戦マシンのkurumaが富士でデモ走行を実施。
  • 関谷正徳氏(中央)はTOM'Sチーム監督など、多方面で活躍中(左は中嶋一貴、右はジェームス・ロシター)。写真:TOYOTA
  • IPS参戦マシンのkurumaが富士でデモ走行を実施。
  • この日のIPSデモ走行には、SUPER GTでも活躍するトッププロ、平中克幸が参加した。
  • IPS参戦車“kuruma”のリヤビュー。
  • 決勝日も多くの観衆が集まったSUPER GT第2戦富士。
日本人初のル・マン24時間レース総合優勝者である関谷正徳氏が中心になって新たにプロデュースするレースカテゴリー「Inter Proto Series」に関しての発表が、29日、SUPER GT第2戦開催中の富士スピードウェイで実施された。

1995年に日本人選手として初めてル・マン24時間レース総合優勝を果たした関谷氏は、現在はSUPER GTに参戦するTOM’Sチームの監督であり、トヨタ系の若手選手育成計画の主要人物としても知られる日本レース界の重鎮のひとりだが、またひとつ、新たなプロジェクトを手掛けることとなった。インタープロトシリーズ(IPS)の計画自体は昨年から公になっていたもので、初年度の今季は6月22~23日に開幕、全3戦の日程で開催されることがこの日、正式発表された。いずれも富士での開催で、第2戦は8月24~25日、第3戦は9月21~22日という日程になる(第1~2戦は富士チャンピオンレース、第3戦はアジアン・ル・マン・シリーズとの併催)。

このレースは「ドライビング・コンペティションをテーマに、車両の過度な開発を抑制することで、均一化された道具を使ったドライバーの技量による競争の具現化を目指す」(関谷氏コメントより)というもので、単なるワンメイクレースとは違った「新しいアプローチのヒューマン・モータースポーツ」を志向している。

具体的には、プロフェッショナルドライバーとジェントルマンドライバー(アマチュア)がペアを組み、kurumaと呼ばれる3950cc/V6エンジン搭載の専用設計車を1台シェア。レース初日にジェントルマンの予選&決勝第1レースとプロの予選を、そして2日目にジェントルマンの決勝第2レースとプロの決勝レースを行なう2部門形式で競われる。また、レース開催時にはパドックフリーとするなどの観客サービスも充実させていく意向だ。

この日はSUPER GTの大観衆が見守るなか、ピットウォーク直後の時間帯に2台のkurumaがデモ走行を実施。富士スピードウェイによれば、kurumaは現在8台が製作中とのことで、既に黒澤琢弥氏(フォーミュラ・ニッポン等で優勝経験を有する往年のトップ選手)をプロ部門に起用するチームが参戦体制を固めるなどしている。

SUPER GTの監督業務遂行中とあって、発表会見には出席できなかった関谷氏だが、リリースを通じて「レースをやる側と観る側が楽しさを共有できるシリーズを目指します」との旨もコメント。ちなみに、これは偶然だと思うが、IPSの開幕戦は関谷氏にゆかりの深いル・マン24時間レース決勝と同日程になる。

また、富士スピードウェイからはこの日、IPSを含む今季の主なイベント日程があらためて公表されており、「JAF GP SUPER GT & スーパーフォーミュラ 富士スプリントカップ 2013」の日程が当初予定より1週後の11月22~24日となったこと(公表済み)も再度、発表となっている。
《遠藤俊幸》

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