ワールドカーオブザイヤー(WCOTY)主催団体は3月28日、米国で開催中のニューヨークモーターショー13において、「2013ワールドグリーンカー」を米国テスラモーターズのEV、『モデルS』に授与した。
2013ワールドグリーンカーは、2012年に発売された新型車の中から、とくに環境面でエポックメイキングな内容を持つモデルに与えられる賞。世界25か国、66名のジャーナリストに自動車環境技術の権威5名が加わり、審査が行われる。
その結果、2013ワールドグリーンカーは、テスラ モデルSに決定。EVのルノー『Zoe』、プラグインハイブリッド車(PHV)のボルボ『V60プラグインハイブリッド』を抑えての受賞だ。
過去の受賞モデルは、2012年がメルセデスベンツ『Sクラス』のクリーンディーゼル、「S250CDIブルーエフィシエンシー」。2011年がGMのシボレー『ボルト』、2010年がフォルクスワーゲン「ブルーモーション」(『ゴルフ』『パサート』『ポロ』)、2009年がホンダ『FCXクラリティ』、2008年がBMW『118dエフィシエントダイナミクス』、2007年がメルセデスベンツ『E320ブルーテック』、2006年がホンダ『シビックハイブリッド』と、自動車大手ばかり。今回のモデルSの受賞は、EVベンチャー企業のテスラモーターズの名前を、世界に知らしめることになった。