テスラ・ジャパンは2月21日、テスラ4車種の後退時車両直後確認装置(制御 ECU)ついてバックカメラの機能が失われる恐れがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは2024年4月14日~11月16日に製作された『モデル3』、『モデルY』、『モデルS』、『モデルX』の合計2598台。
後退時車両直後確認装置について、ソフトウェアの設計が不十分なため、車両の電源ON時に逆電流により制御ECUの基板が短絡することがある。そのためバックカメラの機能が失われ、後退時車両直後確認装置の基準を満たさなくなるおそれがある。
全車両、OTAにより対策されたソフトウエアに書き換える。なお、本不具合により書き換えが完了しない場合は、新品の制御ECUに交換する。使用者へはタッチスクリーンへの表示、e-mail配信、電話などで通知する。
不具合の発生件数は202件、事故の発生は報告されていない。