東京ドライビングサポートは、テスラのEV『モデルY』『モデル3』を活用した日本初の出張型・実走型ペーパードライバー講習を開始した。
このプログラムは、都内や近郊地域の実際の道路環境で、運転ブランクや不安がある人を対象に実施され、「AI×EV×心理的支援」を軸に構成された次世代型の教習モデルだ。
背景にはコロナ禍を契機に自家用車需要が高まる一方、都市部で免許はあるが運転が怖いペーパードライバー層の増加がある。特に東京23区では道幅の狭さ、一方通行の多さ、合流・分岐の複雑さが運転への心理的ハードルを高めている。共働き世帯の増加や高齢化により個別最適化された実地指導のニーズも高まっている。
講習はテスラの最新運転支援機能(360度カメラ、サイドビュー、ワンペダルなど)を活用し、生活圏や業務ルートに即したカスタム教習を提供。完全個別出張型で自宅からの発着が可能だ。対象エリアは東京都全域(特に板橋区、新宿区、港区)と埼玉、神奈川、千葉の一部地域。
講習プランはスタンダード(2時間、街中走行中心)、プレミアム(2.5時間、首都高対応)、カスタム法人向け(3時間以上、業務ルートや郊外走行対応)の3コースを用意。主な対象者は運転ブランク5年以上の人、運転不安が強い女性やシニア層、EVやテスラに関心のあるIT系経営者やビジネスパーソン、首都高や幹線道路での実走を希望する人。
教習は板橋区成増の住宅街から川越街道、環七通りを経てお台場までのルートで実施。都市部特有の交通量や狭路、合流ポイントなどを体験しながら運転スキルを回復させる。受講者からはテスラのカメラ表示で死角が見え安心できた、指導員の声かけで緊張が和らいだといった声が寄せられている。
東京ドライビングサポートは2024年設立の教習専門企業で、生活圏や目的地に合わせた実地運転指導サービスを提供している。予約はオンラインで24時間受付中だ。