アウディは3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13において、新型『RS6アバント』をワールドプレミアした。
新型RS6アバントは、新型『A6アバント』をベースに開発された『A6』シリーズの最強モデル。新開発の直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボ「TFSI」エンジンを積む。このエンジンは、アウディと同じフォルクスワーゲングループのベントレー『コンチネンタルGT』用と基本的に共通だ。
新エンジンは3993ccの排気量から、最大出力560ps/5700-6700rpm、最大トルク71.4kgm/1750-5500rpmを発生。自然吸気の5.2リットルV10の先代に対して、20psパワーダウンしているが、最大トルクは5.1kgm、新型が上回る。それでいて、低負荷時に4気筒を停止する気筒休止システムを採用し、欧州複合モード燃費10.2km/リットルを実現する。
この新エンジンを搭載する新型RS6アバントは、0-100km/h加速3.9秒、最高速305km/hの実力。先代の0 - 100km/h加速4.6秒、最高速280km/hを大幅に上回るパフォーマンスを獲得した。
もちろん、パワフルな心臓部に対応して、サスペンションやブレーキなどの足回りを強化。内外装は、高性能なRSシリーズ流儀のスポーティな雰囲気が強調されている。