ホンダが開発を明言している次期『シビック タイプR』。この欧州向け『シビック』の頂点に立つ高性能グレードの開発が、順調に進んでいることが分かった。
これは3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13において、ホンダが明らかにしたもの。次期シビック タイプRの開発テストを、間もなくドイツ・ニュルブルクリンクで開始すると発表している。
次期シビック タイプRが、スポーツカー開発の聖地、ニュルブルクリンクにこだわるのには、理由がある。それは、開発のメインテーマとして、「市販FF車最速」を掲げているからだ。
ドイツ・ニュルブルクリンクでは2011年6月、ルノー『メガーヌR.S.トロフィ』が8分7秒97のタイムを記録。ニュルブルクリンクの市販FF車最速ラップタイムを打ち立てた。次期シビック タイプRは、この記録を破ることを目指す。
なお、次期シビック タイプRのエンジンについては、2.0リットルのターボで、最大出力は300psレベルとの情報がある。