ポルシェAGは、最新のタイプ991をベースとした新型『911 RSR』のテストを、2月21日に米国フロリダ州のセブリングにて実施した。
新型RSRは、『911 GT3 RSR』の後継モデルとなるGTEカテゴリーのレーシングカー。ル・マン24時間および世界耐久選手権(WEC)へ参戦するポルシェAGチームマンタイのためだけにヴァイザッハで開発され、4月14日にシルバーストーンで行われるWEC開幕戦でデビューする。
セブリングのテストで911 RSRのステアリングを握ったのは、ポルシェのワークスドライバー、リヒャルト・リーツ(オーストリア)とパトリック・ピレ(フランス)。リーツはマーク・リープ(ドイツ)とともにゼッケン92の911 RSRで、ピレはイェルク・ベルクマイスター(ドイツ)とゼッケン91の車両でル・マンを含む今シーズンのWECを戦う。
開幕戦のシルバーストーンとスパ フランコルシャン、およびル・マン24時間ではロマン・デュマ(フランス)が92号車に、ティモ・ベルンハルト(ドイツ)が91号車に加わってドライブする予定。
ポルシェ モータースポーツの責任者、ヘルムート・クリステンは「今回のテストには満足している。セブリングは新たなレーシングカーのテストとして最適なサーキットだ。シーズン中、最もタフなル・マン24時間へ良いリハーサルができた」とコメントした。