1月のVW米国新車販売、1974年以来の新記録

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フォルクスワーゲン ゴルフR
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フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは2月1日、1月の新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1月としては1974年以来、過去最高の2万9018台。前年同月比は6.7%増と、29か月連続で前年実績を上回った。

好調な販売の原動力になっているのが、北米専用セダンの新型『パサート』。同車は1月、8856台を売り上げた。前年同月比は40.2%増と、引き続き高い伸びを示す。

パサートを台数で上回ったが、『ジェッタセダン』で9089台。しかし、前年同月比は4%減と、3か月ぶりに前年実績を割り込んだ。2012年6月に現地発売された『ザ・ビートル』は2232台。前年同月比は59.3%増と、良好な立ち上がりを見せる。

また、欧州で新型が発表されたばかりの『ゴルフ』シリーズも、先代モデルが引き続き人気。1月は、前年同月比24.9%増の1532台を売り上げた。追加設定された高性能モデル、「ゴルフR」は202台を登録する。

SUV系では、『ティグアン』が2114台にとどまり、前年同月比は8.4%減と、マイナスに転じた。『トゥアレグ』は15.8%増の962台と好調を維持。クライスラーグループからOEM供給を受けるミニバン、『ルータン』は74.8%減の241台と、4か月ぶりに前年実績を下回った。

フォルクスワーゲンオブアメリカのジョナサン・ブラウニング社長兼CEOは、「米国経済には不確定要素もあるが、フォルクスワーゲンは成長を続けており、今年も業界平均を上回るだろう」とコメントしている。

《森脇稔》

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