曙ブレーキ、マクラーレン P1 への部品供給に意欲…パートナー契約更新

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マクラーレン P1
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  • 曙ブレーキ工業 信元久隆社長(右)、マクラーレンF1チームのJohn Cooper氏(左)
  • 曙ブレーキとマクラーレンF1チームの発表会見のようす
  • マクラーレン P1(パリモーターショー12)
  • マクラーレン P1(パリモーターショー12)

曙ブレーキ工業は、F1チーム「ボーダフォン マクラーレン メルセデス」のテクニカルパートナー契約を更新すると発表した。2015年までの3年契約となる。

曙ブレーキは、2006年のブラジルGPから技術供給を開始。2007年に正式にマクラーレンとパートナーシップを結びサポートしてきた。併せてマクラーレンMP4-12C GT3 レースカー専用のブレーキキャリパーとブレーキパッドも開発、提供している。

曙ブレーキの信元久隆社長は、マクラーレンF1チームへの技術供給と量産車との関係について「我々はベストオブベストを目指していきたい。ブレーキしか作っていないのだから世界のトップになっていきたいということです。マクラーレンF1チームとの協力関係は、知名度を飛躍的にあげてくれました。カーメーカーとの関係上発表できないところもありますが、成果は確実に出ています」と述べた。

曙ブレーキの根岸利行執行役員は「マクラーレンとともに引き続きチャレンジ出来ることに責任を感じながら、さらなる発展をしていきたい。最先端のブレーキ技術を追い求め、常にハードな取り組みをしています。非常に感じるのはマクラーレンとはやりやすい。快適に出来ているということ。毎年同じブレーキでは勝てません。ハードな環境でエンジニアも成長し、パートナーシップも成長させていかねばなりません」とした。

また、パリモーターショー12で世界初公開になったマクラーレン『P1』に対してのアプローチについては「具体的には申し上げられませんが、曙ブレーキとしては常に最高のものをカーメーカーへ供給していきたいという考えです。ブレーキで世界のトップを目指すなかで、最高峰の市販車への供給を狙うという考えは少なからず持っています」(根岸氏)と意欲的な姿勢を示した。

《土屋篤司》

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