ヤマハ発動機の中間期決算…新興国向け二輪不振で営業利益半減

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ヤマハ発動機が発表した2012年6月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比49.9%減の208億0200万円と大幅減益となった。

マリン事業や、特機事業および自動車用エンジンは順調に推移したが、二輪車の販売台数は同10.5%減の310万5000台と大幅ダウン。アジア、中南米、欧州などで減少。売上高は、同4.7%減の6321億8800万円と減収だった。

利益面では、コスト削減活動や原材料価格下落、経費削減による増益があったものの、新興国での二輪車販売減少、円高影響に加え、製造物賠償責任引当金の戻入れの影響や開発費が増加。経常利益は同50.6%減の240億8900万円、純利益は同49.8%減の145億2700万円だった。

通期業績見通しは、新興国の二輪車販売減少を織り込み、下方修正。売上高は前回予想から2000億円減の1兆2000億円、営業利益は170億円減の280億円、経常利益は130億円減の340億円、純利益は前回据え置きの170億円とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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