ポルシェは7月11日、2012年上半期(1-6月)の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は6万9171台。前年同月比は14%増と、2桁の伸びを記録した。
市場別実績は、信用不安の中、欧州が好調。欧州では上半期、前年同期比19.7%増の2万6024台を販売した。このうち、地元ドイツは20.8%増の9536台だった。
またアジア太平洋地域は、前年同期比17%増の2万3948台。ポルシェにとって、世界2番目の市場になった中国は、24.5%増の1万5274台を売り上げた。米国は1万6450台を販売し、前年同期比は5.8%増。
車種別では、『カイエン』が前年同期比15.5%増の3万4727台と牽引。『911』シリーズも、新型の効果で27.9%増の1万4338台と伸びた。『パナメーラ』も25.3%増の1万5601台と好調だ。
ポルシェの6月単月の世界新車販売は、前年同月比18.9%増の1万2699台。同社のベルンハルト・マイヤー取締役は、「2012年上半期も成長が持続。しかし、欧州を中心にした経済情勢を、今後も注視していく必要がある」とコメントしている。