日産『リーフ』と三菱『i-MiEV』(米国名:『i』)。この2台の日本製EVについて、6月の米国販売実績が出揃った。
これは3日、北米日産と三菱モータースノースアメリカが明らかにしたもの。北米日産の発表によると、6月のリーフの米国販売台数は535台。5月の510台は上回ったものの、2011年6月の1708台に対しては、68.7%の大幅減となった。
大幅減となった要因について、北米日産からのアナウンスはない。2012年6月は、前年同月よりもディーラー稼働日が1日多かった。にもかかわらず、リーフの販売は7割近い落ち込みとなった計算だ。
リーフは2012年末、米国テネシー州スマーナ工場で現地生産が開始される。それに合わせて初の大幅改良が施されると見られており、買い控えの動きもあったと推測できる。
一方、三菱i-MiEVの6月米国実績は、33台。5月の85台から、大きく販売台数を落とした。i-MiEVは現地では1月に発売されたばかりだが、2012年1-6月では累計333台を売り上げた。
三菱モータースノースアメリカの横澤陽一社長兼CEOは、「米国の消費者は我々の燃費性能に優れたモデルに、明確な支持を示している」とコメントしている。