“SPORT”のサブネームがつくものの、スバル『インプレッサ』の5ドアボディは、気兼ねなく日常の中で乗れる実用車、である。今回試乗できたベーシックモデル1.6iなど、まさにそれを象徴するかのようなグレード。搭載エンジンは1.6リットルでアイドルストップ機能こそ持たないものの、18.4km/リットル(10・15モード)の燃費を達成。これにCVTが組み合わせられる。エンジン特性は、ここという盛り上がりこそないものの、日常領域でドライバーの意思どおりにクルマを走らせることが可能。さらにいいのは、まるでシトロエンかプジョーのベーシックカーのような、サラッ、タプッ、とした肩肘はらない心地いい系の乗り味を実現していること。この乗り味こそ、インプレッサの実用車らしさの大元…と思える。エンジン始動がキーを捻る方式であったりと、シンプルな仕立てなのは確か。標準の195/65R15インチタイヤに組み合わされるのはスチールホイールですらあるが、だからといって不満は感じない。■5つ星評価パッケージング:★★★★インテリア/居住性:★★★★パワーソース:★★★★フットワーク:★★★★★オススメ度:★★★★★ 島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
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