6月のVW米国新車販売、34.2%の大幅増

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フォルクスワーゲン・パサート(米国仕様)
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フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは3日、6月の新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、6月としては1973年以来、過去最高の3万8170台。前年同月比は5月の28.4%増を上回る34.2%増と、大きく伸びた。

好調な販売の原動力になっているのが、北米専用セダンの新型『パサート』。同車は6月、1万0252台を売り上げた。月販1万台超えは4度目だ。

パサートを台数で上回ったが、『ジェッタセダン』で1万1598台。しかし、前年同月比は20.1%減と、減少傾向が止まらない。一方、『ザ・ビートル』は2914台を販売し、6月としては2002年以来、過去最高を記録する。

また、『ゴルフ』シリーズも引き続き人気。6月は、前年同月比23.6%増の4092台を売り上げた。このうち、追加設定された高性能モデル、「ゴルフR」が447台を占めている。

SUV系では、『ティグアン』が前年同月比16.9%増の2885台と、6月の新記録を達成。『トゥアレグ』も74.9%増の794台と伸びた。クライスラーグループからOEM供給を受けるミニバン、『ルータン』は0.2%減の1057台とマイナスへ転じた。

フォルクスワーゲンの2012年1-6月米国新車販売は、前年同期比35.4%増の20万8725台と、こちらも過去最高だった1973年を上回る新記録。フォルクスワーゲンオブアメリカのジョナサン・ブラウニング社長兼CEOは、「上半期での20万台超えは、我々の高品質な車に対する支持の証」と語っている。

《森脇稔》

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