英国のUKIPメディア&イベント社は13日、「インターナショナルエンジンオブザイヤー2012」を発表した。フォードモーターの3気筒エンジン、「1.0エコブースト」が、栄冠を手にしている。この賞は車の心臓部、エンジンに着目して優れたエンジンを選出するもので、2012年が14回目。5月時点で少なくとも世界1か国以上で販売されている乗用車のエンジンを対象に、世界35か国76名のジャーナリストが投票を行い、最高のパワーユニットを決定した。インターナショナルエンジンオブザイヤー2012の結果は以下の通り。1:フォードの999cc 3気筒ターボ「エコブースト」(401点)…フォーカス2:VWの1.4リットル直4ターボ&スーパーチャージャー「TSI」(288点)…ポロなど3:フェラーリの4.5リットルV8(224点)…458イタリア4:GMの1.4リットル直4ターボ(212点)…シボレーボルト5:BMWの2.0リットル直4ターボ(199点)…1シリーズなど6:BMWとPSAの1.6リットル直4ターボ(162点)…MINIクーパーS、プジョー207など7:BMWの3.0リットル直6ターボ(160点)…3シリーズなど8:BMWの4.0リットルV8(128点)…M3フォードモーターの新世代環境エンジン、直噴ガソリンの「エコブースト」の中で、排気量が最小の1.0エコブースト(3気筒ガソリンターボ)が、初のインターナショナルエンジンオブザイヤーを受賞。前回のフィアットの2気筒エンジン、「ツインエア」に続いて、今回もダウンサイジングのエンジンが栄冠に輝いた。受賞の理由について審査員のひとりは、「1.0リットルの3気筒エンジンとは思えないほど、パワーとレスポンスに優れる。もちろん燃費性能も高い」と、絶賛している。ベスト8では、5‐8位まで、BMWが4ユニットと最多を占めた。また4位には、GMのプラグインハイブリッド、シボレー『ボルト』/オペル『アンペラ』用のレンジエクステンダーユニットがランクしているのが目を引く。